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全米TVネットワークが共同でYouTubeに対抗する動画共有サービスを立ち上げるという噂は、昨年10月のGoogleによる買収の前後から繰り返し流れていた。いわば「棚ざらしのビッグニュース」だ。NewsCorpとNBCが「YouTubeキラー」(という狙いではない、と電話記者会見でいちおう否定はしているが)を立ち上げることに合意した、という以上の具体的情報はまだほとんどない。

公式プレスリリースの骨子を含む概要は、確定: TVネットワーク各社が新会社設立を発表、Google/YouTubeの脅威に対抗(TechCrunch日本版)が詳しい。News Corp./NBC Universalプレスコール生録 (同)はそ電話会議による記者会見にTechCrunchのマイク・アリントン自身が参加して(質問は許されなかったが)取ったメモなので、生々しい臨場感がある。

オールドメディア、メインストリームメディアに近い筋からは「さあこれでGoogleは追い込まれた」という合唱が聞こえてくるが、果たしてそうだろうか?

視聴は有料なのか、無料なのか? 読者投稿コンテンツを受け入れるのか、番組を配信するなのか? 独自のウェブサービスを立ち上げる予定は? 他のネットワーク局は参加するのか? 誰が実際に開発を行うのか? ビジネスモデルは? プレスリリースでは一見明快な答えが出されているように見えるのだが、いざプレスコールでこういった具体的な質問が出ると―

財政面の質問には一切答えられない

(他のネットワークの参加の見込みについて)その点は深く考えていない

たいがいのコンテンツは無料で見れる

など「多分」と「未定」の連続となっている。マイク・アリントンは前略Clown Co.御中 手遅れになる前に企業名の決定を (同)で「せめて名前くらいさっさと決めないと失速のイメージが広がるのではないか」と評している。ちなみにClown Co.,というのは、Googleの幹部たちがこの「名無しTube」に内輪でつけたあだ名だそうで、「道化師一座」といった意味だ。ひどい挑発だが、あながち傲慢とばかりもいえない。

ブログ界の見方も割れているが、インサイダーにはGooTubeがこれで危機に追い込まれると見る向きは少ないようだ。シリコンバレーの業界ジャーナリズムの代表ValleywagはHistory repeats itself(歴史は繰り返す)という記事で、大手レコードレーベルがNapsterに対抗して立ち上げたMusicnetが大失敗に終わった例と比較して「名無しTube」に強い疑念を呈している。

ここでViacomが当初のメンバーい入っていないのが目を引く。ViacomはGoogleに対して著作権侵害を理由として10億ドルの損害賠償訴訟を起こしているのだから「名無しTube」に参加するのが自然だとも考えられる。当面様子見を選択した理由について、ViacomとCBS両方の所有者サムナー・レッドストーンの思惑をあれこれと推理してみるのも面白い。当面、もっとも注目すべきなのはViacomの動向と思われる。

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2007/03/25(日) 20:56:36 | 話題のエンターテイメント

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