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シリコンバレーのベンチャーファンド、Crosslink CapitalのPeter Ripのブログ記事、Web 2.0 - Over and Out(Web2.0は完全に終わった)が反響を呼んでいる。要するに「最近聞くのはなんだか代わり映えしない話ばかり」という、そのかぎりではもっともな感想なのだが、Alexaのデータを例に引いて「去年の11月からWeb2.0的なサイトのトラフィックは軒並み下降線」と書いたのが問題になった。(Peter Ripは現在は赤字で「このデータには問題があったようだ」と注を加えている。)

マイク・アリントンはCrunchnotesの記事Valleywag Just Out Thought Peter Rip(ValleywagがたまたまPeter Ripより考え深かった)でPeter Ripを「シリコンバレーでも切れる連中の一人」としたうえで、問題の記事をブロガーによくある「構え、撃て、狙え」(思いついたことを確かめずにいきなり記事にしてしまう)例だとからかっている。「驚いたことにValleywagは(Web2.0サイトのトラフィックについて)基本的なリサーチをしたうえにAlexaにコンタクトを取って、データに誤差が出た理由についてかなり納得のいく説明までしている。これじゃ世界がさかさまだ!」と日ごろ天敵の間柄のValleywagの批判記事を褒めている。

Valleywagの記事Alexa error triggers crisis of confidence(Alexaの誤差で〔Web2.0への〕信頼性が危機に)は、実際、普段は軽妙なゴシップスクープを得意にしているこのブログにしては珍しいくらい調査の行き届いた労作だ。

Alexaデータとtechcrunch自身が公表している購読者数を記録するサイトメーターのデータを比較して、昨年11月から今年2月までの月間ページビューをAlexaが「26%の減少」と推定した時期に実際のトラフィックはほぼ同率で「増加」していることを示した。しかもtechcrunchのページビューはトレードショーのシーズンだった今年1月には340万と昨年11月に対して60%も増加している。

なぜAlexaの推定はこれほど大きく外れるのか? ValleywagはAlexa関係者の話として、インドと中国でAlexaツールバーが大量にダウンロードされたことが米国市場のトラフィック推計に大きな偏りを与えた可能性を上げている。そして「Web2.0ブームを支えてきた力の一部が過去のAlexaが発表してきたギークなサイトの大いに水増しされたトラフィックデータだった。そのAlexaの逆方向への誤ったデータでバブルがしぼむとしたら「因果応報」というものだろう」と皮肉を利かせている。

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