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View Merced to Yosemite Logde in a larger map

しばらくは真っ暗な街道を走る。天気は? 金星が明けの明星となって強烈に光っているのが心強い。ときおり小さな町が現れる。アメリカ全体ではどうかしらないが、少なくともカリフォルニアでは町中の速度制限はみなよく守る。街道が田舎町にかかると40mph、30mph、25mphと速度制限が厳しくなっていく。学校や教会、役場の近所では20mphぐらいになることもある。すると夜の夜中、他に1台も車が走っていなくてもちゃんと速度を落とす。その代り、55mph制限(フリーウェイ以外ではこれが最高速度)に戻ると、道が空いていればみな75mphくらい出す。幹線フリーウェイの中央より車線の平均速度は80mph(128kmh)ぐらいだ。空いた東関東道の追い越し車線が115kmhくらいだから、それより心持ち速い。

マリポサではまだ暗い。ここから南下してワオナ・ロード側から峡谷に入る道もある。こちらは途中でトンネルビューという景勝ポイントを通る。しかし日曜だ。交通がどのくらい混雑するかわからない。早くビレッジに着きたかったのでエル・ポータルに直行する北側の道を取る。このあたりから本式のワインディング・ロードの上りになるが、依然車影なし。40mphから60mphで快調に進む。

エル・ポータルで道がマーセド川の渓流沿いに出る。午前6:30だ。Holiday Innのおばさんの言ったとおり1時間半で近所まで来てしまった。車のヘッドライトが明るく前方を照らしているのでもわかるが、実際は写真よりもっと暗かった。

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しばらくしてヨセミテ公園のゲートに着いた。小屋は無人で「入園料$20は公園を出るときに払え」と表示してある。ここまでくればひと安心。停車してあたりを眺めてはまた走る。ときおり車が通るようになった。午前7時にエル・カピタンに朝日が射しているのが見えてきた。

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さすがに息を飲む。これを見ただけでもサンフランシスコから走ってきた価値があったな、と口をぽかんと開けてしばし眺める。とにかくスケールが桁はずれだ。

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エル・カピタンを後にして渓谷の底の林の中の快適な道をのんびり走る。エル・カテドラルへの葉キング・コースの入口でコヨーテとすれ違った。コヨーテの見た目は痩せたミニ・オオカミだ。車を停めると一瞬こちらを見たが、カメラを出そうとしている間に用ありげにすたすたと林の奥に消えた。ちょうどこんな感じだった。

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ヨセミテ・ロッジの駐車場に入るとさすがに観光地の雰囲気になる。ロッジの近くは9割がたスペースが埋まっている。しかしロッジの玄関から歩いて1分もかからないところに駐車できた。夜通し走ってきたらしい家族連れがよろよろとSUVから降りてくる。パパが「ワオ、なんだこの混雑は! たいへんな数の車だな」とおどろいていた。日本の観光地の混雑に慣れた目には楽勝のガラ空きに見えるが、マーセドのような田舎町から来たら、こっちの方が大都会みたいに思えるかもしれない。

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ロッジのロビーの奥にツアーデスクがあった。スタッフらしいおっさんに尋ねると「今開けるとこだ」という。無事に8:30のグレイシャー・ポイント・ツアーの切符を買い、裏のフードコートで朝食にする。

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セルフサービスのカフェテリアで、大型の屋台みたいなオープン・キッチンが数箇所に設置されている。「ロッジの朝定食・ライト」というのを注文する。ウィート・ブレッドのトーストに卵料理、ソーセージかベーコン。ベーコンは例によってガリガリに焼かれている。アメリカ人はどうしてあんな黒コゲをクリスピーとかいってありがたがるのか分からない。仕方なくソーセージにする。付け合わせがあったが遠慮する。卵は目玉焼きのミディアムにする。コーヒーはついてくる。皿を持って行ってキャッシャーで払う。うまくもないがまずくもない。近頃の学食ならもう少しましだろう。しかし、まずくなかったらアメリカでは上出来だ。

ロッジの玄関でぶらぶらしているとツアー・バスが来た。アランという運転手兼ガイドは「ヨセミテが好きで何度も来ているうちにこの職を見つけ、住み着いて12年になる」と自己紹介。

ワオナ・ロードを南下する。ワオナ・トンネルの手前で「トンネル・ビューには帰りに寄るから写真はそのときに撮れ」とアナウンス。

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トンネルを出てしばらく上ってからグレイシャー・ポイント・ロードに入る。バスが通れるくらいだから、日本の林道に比べれば広い。しかし補修工事区間が次々に現れる。この道を下ってきて谷側に寄ってバスとすれ違うのはあまり楽しくなさそうだ。タイヤの後が崖っぷちから10センチくらいの路肩にくっきり残っている。ハンドルを握っていたら景色を見る余裕はない。

ガイド兼運転手のアランはしきりに山火事について説明する。ヨセミテ最大の自然災害が山火事だ。夏の乾燥期に落雷で起きる。最近は森林局が「管理された山火事」を起こして人為的に森を焼き払っている。乾季に枯れ草や枯れ木が溜まってから雷で着火するとコントロール不能で延焼する。最近は、雨の後などに風向きなど各種の条件を考慮して当局が山焼きをしているのだそうだ。

1時間ちょいでグレイシャー・ポイント下の駐車場に着いた。

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Part3に続く

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