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Wikipediaのジミー・ウェイルズが「Googleのライバルになる革命的な人力検索エンジン」と宣伝して準備してきたWikia Searchのアルファ版が公開された。日本語版はこちら

これに対してTechCrunchのメイン執筆者2人はいずれも否定的な評価を下している。ダンカン・ライリーは「不満足な仕上がり」と評し、編集長のマイク・アリントンは「完璧な落胆」と酷評した。

実際にサイトを訪問してみると、「人力検索」というのは専門の検索者が検索するというわけではなく、多くのユーザーが自分の検索結果を少しずつ改良して他のユーザーと共有するという「検索SNS」、あるいは「大衆向けWikipedia」を志向しているらしいと分かる。それなりに面白い試みだ。(ただし、まだこの「人力」部分は実装されていない。)

「完璧な時間の無駄」と罵倒するのは、いかにも直情径行のマイクらしいが、アルファ版ということを考えると、いささか気の毒な気もする。

マイク(に限らずシリコンバレーの非ギーク関係者は)は「革命的な検索エンジン」という言葉に弱い。すわ、第2のGoogleか、と色めき立つのだが、実際にモノが出てくると期待が大きかった分だけ失望する。しかし、そもそも検索エンジンと聞いただけでGoogleになりえないと分かるべきだろう。

時代のパラダイムを作るような企業に「第2の」はない。マイクロソフトは「第2のIBM」ではなかったし、Googleは「第2のマイクロソフト」ではない。マイクロソフトはIBMが君臨するメインフレームという世界自体を打ち壊した。Googleはマイクロソフトが君臨するデスクトップという世界自体を打ち壊しつつある。

Googleを打倒するような企業がいつか現れるのは必然だが、それは「第2のGoogle」ではありえない。「検索エンジンをベースにしたインターネット広告」というパラダイム自体を無効にするような革命的なテクノロジーとビジネスモデルが生まれなければGoogleに脅威を与えるような企業は生まれない。

しかしWikia SearchはPowersetのような検索UIの(ある意味無駄な)小改良に比べれば、「群衆の英知」を利用しようとしているだけに、「群集」が実際に集まってくればそれなりに面白いことになる可能性はある。1年後にどこまで成長しているか(いないか)、注目だ。

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