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ジョゼフ・ウォンボーはベテラン作家である。元ロス市警の部長刑事時代に書いた「センチュリアン」がヒットし、映画されてフルタイムの作家になった。ワッツ暴動を背景に若い警官たちの悩みと成長を描いた一種の青春教養小説でノンフィクションに近いストレートな語り口が新鮮だった。次作の引退間際の老パトロール巡査の日々をテーマにした「ブルー・ナイト」も面白かった。

ウォンボーは70年代から80年代にかけて「クワイヤ・ボーイズ」など警察小説のヒット作を描き続けるのだが、社会的な視点の導入やストーリーテリングの洗練などに力を入れすぎてストレートなパワーにいささか欠けていくようになったきらいがあった。

しかし数多くの作品がハリウッドで映画化され、めでたく相当の財産を作ったせいか、この十数年、新作にお目にかかれなかった。

それが自身も勝手知ったハリウッドを舞台に「ハリウッド警察25時」でひさびさの復活を遂げた。作家は処女作に帰るというが、これは「センチュリオン」や「ブルーナイト」と同様、実話に基づくエピソードを細かく積み上げたストレート路線だ。

その上、ストーリーテリングにもさすがベテラン、手練の手際をみせる。一見雑多に集めたように見えるエピソードが、次第にひとつの流れとなり、最後は一気にクライマックスに集約される。

ポケミスで380ページというかなりの大作だが一気に読めて余韻も快い。文句なくオススメ。

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2007/12/26(水) 16:32:01 | 旬なキーワードでお得なブログのリンク集

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