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防衛省スキャンダルについて、また例によって一部の進歩的文化人は脊髄反射で「国策捜査」などと一つ覚えのスローガンを口ばしっているが、笑止である。要するに今まで日の当たらない三流現業官庁だから済んでいたのが、省に昇格してそれではすまくなったということが根本だ。

私は役所で人事・給与制度を担当していたとき、アメリカの公務員制度を調べる必要があって、そこでシビリアン・コントロールという概念がアメリカの建国の理念と切り離せない特有のものだということなどいろいろ気付くことがあったのだが、守屋事件は幸子夫人の登場によってそういった抽象的政治理念とはまた別にヒューマン・インタレスト満載の展開を見せている。

歴史を変えた絶世の美女といえばトロイのヘレン、クレオパトラ、楊貴妃ということになっている。

映画での美人度でいえばエリザベス・テーラーのクレオパトラが最高だろう。

映画「駅馬車」の冒頭でトーマス・ミッチェルの酔いどれ医者がマーロウの「ファウストゥス博士」の有名なセリフを唱える場面がある。

Was this the face that launch'd a thousand ships And burnt the topless towers of Ilium?
これが千艙の軍船を漕ぎ出させ、イリウムの城を砕き燃え上がらせた顔(かんばせ)か?

トロイ戦争の原因となったヘレンを詠ったくだりだ。最近の映画「トロイ」でもヘレン役にはウォルフガング・ピーターゼン監督もだいぶ悩んだらしい。けっきょくダイアン・クルーガーを選んだのは(ドイツ人同士のよしみもあっただろうが)、他の女優を南欧系の黒髪で揃えておいて、一人だけ金髪碧眼の北欧系を入れることで「異質さ」として「絶世の美女」を表現しようという策だったようだ。これはこれでなかなかの成功だった。

中国、香港映画の熱心なファンではないので楊貴妃については映画ではこれという印象がないが、白居易の「長恨歌」はまさに漢詩の最高峰、全編暗誦するに足る。

これに引きかえ、わが国では男を血迷わせて歴史を変えるようなスケールの美女の例に乏しく、残念な思いをしていた。淀君もしょせん秀吉が死んでから近江系の武将のいわば「象徴」として担がれたに過ぎない。

1982年に当時の三越の岡田社長が愛人竹久みちと共謀して背任を繰り返したとして逮捕されるという事件があったが、いかに老舗とはいえ、これも一百貨店のスキャンダルにすぎない。

と、ここへ来て、守屋夫人の登場である。

どうやら守屋が不正に口聞きをした防衛調達の額はGEのジェットエンジンを始めとして数百億に上るようだ。

沖縄の米軍基地移転の肩代わり関連まで含めれば、1兆円以上の税金が守屋夫人の影響で左右されたことになる。

こうなれば立派に「傾国の美女」の仲間入りの資格ができたことになる。たいしたものだ。

しかし、こう考えてくると、伝説のヘレンはともかく、楊貴妃やクレオパトラの現物も、どの程度の美女だったのか、いささか索漠とした疑念がきざすのは残念だ。

自衛隊女事務員
天性麗質自不棄
一朝撰侍防衛皇
回眸一笑強請金
満都業者無顔色
驚破未来接待宴
東京地検揺地動
次官専務巣鴨行

一笑一笑

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