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ついにGoogleのソーシャルネットワークに対するグランドデザイン(の一端)が明らかになった。GoogleはOpenSocialというオープンAPIの規格とその規格をサポートするSNSホストを発表した。

詳細はTechCrunchのGoogleの野心的「OpenSocial」APIの詳細判明―木曜日にローンチへをご覧いただきたい。

OpenSocial APIとはアプリケーション開発者がSNSにアクセスして情報を引き出したり操作を行なったりするための規格だ。Open Socialに参加したSNS側では、この規格で定められた要求を受け取ったときに正しく処理できるようサーバにプログラムを実装する。

スタート時点での参加SNSは以下のおり。 Orkut、Salesforce、LinkedIn、Ning、Hi5、Plaxo、Friendster、Viadeo、Oracle。

SalesforceとLinkedInというビジネス向けネットワーク大手の参加が目を引く。

開発者からみたメリットは大きい。つまり、すべてのOpenSocial加盟SNSに対して同じコードで、たとえば「ユーザーXの友達リストをすべて読み出す」というような処理ができる。今までFacebookを始めそれぞれのSNSごとにまったく互換性のないマークアップ言語が乱立して開発者は悲鳴を上げていた。

「アクセス・インタフェースの標準化」というのは、そもそもマイクロソフトのお家芸だ。MS-DOSとは結局インテルの80x系CPUに対するアプリケーションのアクセス・インタフェースだ。MS-DOS以前、アプリケーション開発者は、パソコンのモデルごとに異なるアクセス規格に対応して一つのアプリケーションに多数のバージョンを用意しなければならなかた。マイクロソフトがOSを(力づくで)統一したことによって、ハード、ソフトともにマーケットが一気に拡大、今日のパソコン時代の幕が開いたわけである。

MS-DOSの例でもわかるように「標準化」というのは強者がその力を背景にしなければ実現できるものではない。Googleはまさにその巨大な影響力を最大限に生かしたといえるだろう。DOSやWindowsではマイクロソフトはその実装まで行なったわけだが、OpenSocialの場合、Googleは実装面ではさしたる負担をしていない。(OrkutにAPIを実装しているが)。ある意味では他人のふんどしで音頭を取っただけ。非常にずるいともいえる。

逆に標準化の本家のはずのマイクロソフトがFacebookに巨額の投資を行なったことに疑問符がつく結果となった。Facebookという単一SNSの(丸ごと買収ならともかく)の株主になることがマイクロソフトのSNS戦略の中でどう位置づけられているのか? 有望な新興企業に金を出すだけならヘッジファンドでもできることだ。

OpenSocialはまた単に海の向こうの話題でもない。独自にプラットフォームを作っても有力なアプリケーション開発者に振り向いてもらえないような中小、ニッチ狙いのSNSでもAPIにOpenSocialを採用すればアメリカを始め全世界の人気のあるアプリケーションを呼び込める。

TechCrunchの記事中えマイク・アリントンが「新たな金鉱が発見された」と評しているが、まさにそのとおりだ。日本からもこのゴールドラッシュに誰か参戦しないものか?

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