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FacebookはアメリカのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)としては、圧倒的な1位のMySpaceのはるか後塵を拝する2位で、mixiを追いかけるGREEのような存在だった。

そのFacebookがAPI(アプリケション・プログラミング・インタタフェース=プラグインを開発する規格)の公開に踏み切ったのはほぼ1年前。「FacebookがAPIを新たに公開、開発者仲間に協力呼びかけ」という地味な記事がTechCrunchに出たが、わが国では、というかアメリカのメディアにもほとんど反響はなかったと思う。

Facebookでは約10ヶ月のベータテストを経て、今年5月末、単なるAPIの公開にとどまらず、サードパーティーによるFacebookアプリケーションの開発を全面的に許可、奨励することを正式に決定した。

それからわずか一月でFacebookへ雪崩のようにデベロパーが殺到しはじめている。

田中善一郎氏のブログ、メディアパブの記事だけをひろってみても、

Facebook旋風,米国のWebアプリ市場を変える勢い

GoogleやMySpace,Facebookへの流れ阻止に動き始めた

iフォンとFacebook,Webアプリの新世代プラットフォームへ

音楽SNSサイト“iLike”,Facebookを飛躍台に1週間で100万会員獲得

Facebookアプリといっても大部分は軽量のシンプルなウィジェットに過ぎない。1位のTop Friendsは、スクリーンショットを見れば一目瞭然、写真入りのアルバム形式で友人のリストを表示するという、まるきりmixiのマイミク欄と同じものだ。なんだそんな機能がいままでなかったのか、というようなものだが、ユーザーは数週間でなんと、700万人に達した。

デベロパーとしてはタイミングさえよこればFacebookの2千万人のユーザーにあっという間にクチコミでひろめてもらえるし、Facebookとしてはいっさい開発のコストをかけずに無数の付加機能を追加できる。

ここへきて1位のMySpaceも従来の閉鎖的路線だけではやっていけないと危機感を抱きはじめたようだが、もともと1位というのはオープンソース戦略をとるモチベーションに乏しい存在だ。

いずれにしても重要なのは次の点だ。Facebookの戦略は、

「データとソフトウェアを全世界に公開し」→「ユーザーを巻き込んで革新に取り組み」→「開かれた“広場”をつくり」→「活気あるコミュニティを立ち上げた」といえるだろう―ところがこれはまさに「ウィキノミクス」の「原理」なのだ。つまりFacebookに関する限り、ウィキノミクスは目の前で圧倒的な勝利を収めつつある。

もちろん、それと同時に「富士山の原理」もちゃんと働いており、サードパーティーのデベロパーがうるおうよりはるかに巨大な潜在的買収価値がFacebookの上に積み上げられている。

さてそこで。

ウィキノミクスが作動する経済と作動しない経済が出会った場合、おそらく作動する経済が勝つことになるだろう。これは善悪や倫理の問題ではなくて、土瓶と鉄瓶が衝突したらたいていの場合土瓶が壊れる、というのと同じ自然法則としてそうなると思われる。

合掌。

といっているわけにもいかないが、さて…

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コメント
この記事へのコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2012/06/06(水) 06:28 | | #[ 編集]
ソーシャル・ウェッブ入門読みました。なんか、ネット世界にもインテリが参加してるな~と思って、プロフィールを見たら東大卒でした。納得。
2007/07/06(金) 22:12 | URL | coolweb #EBUSheBA[ 編集]
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