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Kindleについていちばん詳しい日本語情報はTechCrunchの一連の記事だ。そもそも日本で利用できるようになるのかどうかも分からず、仮になるとしてもだいぶ先のことだろうし、第一、Appleの製品でもない。日本での反応が鈍いのはしかたがないのだろう。

しかしiPhoneはいくらよくできているといっても要するに携帯電話でしかない。Kindleの影響範囲はとてもそれどころではない―ということがOn Bookの市川編集長が1年前に、開発中に流れたわずかな情報だけを元に書いた記事を読むとよくわかる。どこかへ埋もれさせておくのはあまりもったいないのでデメ研ブログに再掲した

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CrunchGearのJohn BiggsがCEATECに来たとき知りあいになったSerkan TotoさんがTokyotronicという英語ブログを発信中だ。テーマは日本のネット、ウェブ事情。Totoさんは慶應大学博士課程のドイツ人留学生で、日本語はしゃべるのはもちろん読み書きも流暢。将来日本で起業したいと準備を進めている。

一方、英国のブログネットワークのベンチャー企業のブランドで運営されているのがBlognation Japan。世界13カ国にローカル版を展開、トップページから世界の情報を見ることもできるし、国旗のアイコンをクリックしてローカル版を見ることもできる。最近ローンチ・パーティーを催して盛り上がったようだ。写真を見るとTotoさんも参加していた。

継続的に日本のネット・ウェブ界の情報を世界に発信しているブログはたいへん少ない。CNNやReuters、その他メインストリーム・メディアには日本のネット事情専門のコーナーやブログはないと思う。単発記事をいくらたくさん流しても、一般オーディエンスが対象では、突っ込んだストーリーにはできない。ときおりの取材では記者の知識やコンタクト範囲も限られてくる。やはり専門ブログが必要だ。日本人ブロガーの世界発信を期待したい。

秋元@サイボウズの秋元裕樹さん、メロウトーンの新井俊一さんといえばわが国を代表するギーク・ブロガーだ。このお二人が世界に向けて日本とアジアのウェブ2.0事情を英語で発信するブログAsiajinをローンチした。

タイトルのとおり、日本だけでなく、韓国、台湾、中国を始めとするアジア全域をカバー、コネクションを広げていきたいとのこと。フレー!

ちなみに新井さんがAsiajinを始めようと思ったきっかけは―

サンフランシスコのTechcrunch40に行ったとき、あまりにアジアのインターネットは鎖国されていると思ったわけです。言語の壁もあって、日本のウェブサイトはアメリカでは全く知られていない。そのうえ、韓国人や台湾人などの同じアジアの人ともアメリカのカンファレンスで初めて知り合うような現実があります。

Techcrunch40で偶然ばったりあったサイボウズ・ラボの秋元さんと、そういう話をしているうちに、「じゃあ英語で日本のインターネットを紹介するブログをやろう!」となったわけです。

僕はアジアに住んでいる人同士が知り合って、Techcrunch40みたいなイベントができるといいなあ、とおもって「アジア」にフォーカスすることにしました。

ページトップにdel.icio.usリンクとDiggリンクがあるのでぜひ利用していただきたい。

ちなみに、下はわれわれが2007年9月にサンフランシスコのTechCrunch40を取材したときのスナップ。


秋元さん(右)、Long Tail Worldの市村佐登美さん、朝日新聞からスタンフォード留学中の桧山さん



新井さん(中央)と台湾版Jetroの機関紙innovationの梁中偉編集長とアシスタントの方

YouTubeで香港の旧Kai Tak国際空港に着陸するKALの747の動画をみつけた。山をぎりぎりで越してから右旋回で急降下、滑走路上でS字に左旋回してタッチダウンという荒業だ。

スレッショルド(ここより手前に着地しなくはいけないことを表示するクシ形の白ペンキ塗りの表示)の真上に降りてるうえに、その時点では旋回中の姿勢のまま右翼、右車輪が上がっているところにご注目。数10m滑走した後で無事に水平姿勢に戻っている。

香港には啓徳時代に2度行って、そのたびにパイロットの腕に感心した。目の前、というより、目線より上、手を伸ばせがとどくかと思うほど近いところを庶民のアパートの洗濯物が飛び去っていくのはスリリングだった。閉鎖の前に飛行機の着陸だけをじっくり見物に行きたかったのだが、都合がつかず、今でも残念。

歴博に行ってきた。千葉市のお隣の佐倉市の中心部にあるのでアクセスは意外にいい。京成上野から京成佐倉まで55分、そこからバスで5分と、都心から1時間とちょっとだ。その割にはどうもあまり知名度が高くないようだ。

正方形で横に広がったかなり巨大な建物で、第一から第五までの展示室に旧石器時代から現代までの日本の歴史と民俗がビジュアルに展示されている。


収蔵品の貴重さを誇る伝統的な博物館に対して、歴博は「見せる、理解させる」ためのディスプレイに努力が払われている。特筆モノは精巧な巨大ジオラマで、下の写真は青森の山内丸山遺跡の復元。


これは卑弥呼の墓かどうかが注目されている箸墓古墳の模型だが、左右に分割して現状と建造当時の姿の復元を展示している。


最古の日本語表記のひとつ。金象嵌鉄剣銘の精巧なレプリカ。展示品が模型やレプリカが多いため自由に写真撮影ができるのがよい。


地方の有力者といってもこんな風景だった時代に―


こんな建築物(平城京羅城門)が忽然としてそびえれば、田舎モノは「これはかなわない」と平伏したにちがいない。今も昔も建築が権力の端的なシンボルであるという事情は変わらない。


農機具の改良で生産性が上がり…というくだりもこうやって現物を見ると実感がわいてくる。鉄鍬。


鉄の刃をはめた鋤


平安京の都大路


京の民家。庭にナス畑がある。洗濯物を干す人が見える。


朱印船の船尾。舵の設置方法は頑丈な洋式。船尾の船室は中国のジャンク風。


予定があったので残念ながら3時間で切り上げたが、時間があれば一日でも二日でもぶらぶら歩き回って楽しめる。ショップで地元のお菓子屋のピーナツの甘納豆を買ったがなかなかおいしかった。全体として5つ星のオススメ。

防衛省スキャンダルについて、また例によって一部の進歩的文化人は脊髄反射で「国策捜査」などと一つ覚えのスローガンを口ばしっているが、笑止である。要するに今まで日の当たらない三流現業官庁だから済んでいたのが、省に昇格してそれではすまくなったということが根本だ。

私は役所で人事・給与制度を担当していたとき、アメリカの公務員制度を調べる必要があって、そこでシビリアン・コントロールという概念がアメリカの建国の理念と切り離せない特有のものだということなどいろいろ気付くことがあったのだが、守屋事件は幸子夫人の登場によってそういった抽象的政治理念とはまた別にヒューマン・インタレスト満載の展開を見せている。

歴史を変えた絶世の美女といえばトロイのヘレン、クレオパトラ、楊貴妃ということになっている。

映画での美人度でいえばエリザベス・テーラーのクレオパトラが最高だろう。

映画「駅馬車」の冒頭でトーマス・ミッチェルの酔いどれ医者がマーロウの「ファウストゥス博士」の有名なセリフを唱える場面がある。

Was this the face that launch'd a thousand ships And burnt the topless towers of Ilium?
これが千艙の軍船を漕ぎ出させ、イリウムの城を砕き燃え上がらせた顔(かんばせ)か?

トロイ戦争の原因となったヘレンを詠ったくだりだ。最近の映画「トロイ」でもヘレン役にはウォルフガング・ピーターゼン監督もだいぶ悩んだらしい。けっきょくダイアン・クルーガーを選んだのは(ドイツ人同士のよしみもあっただろうが)、他の女優を南欧系の黒髪で揃えておいて、一人だけ金髪碧眼の北欧系を入れることで「異質さ」として「絶世の美女」を表現しようという策だったようだ。これはこれでなかなかの成功だった。

中国、香港映画の熱心なファンではないので楊貴妃については映画ではこれという印象がないが、白居易の「長恨歌」はまさに漢詩の最高峰、全編暗誦するに足る。

これに引きかえ、わが国では男を血迷わせて歴史を変えるようなスケールの美女の例に乏しく、残念な思いをしていた。淀君もしょせん秀吉が死んでから近江系の武将のいわば「象徴」として担がれたに過ぎない。

1982年に当時の三越の岡田社長が愛人竹久みちと共謀して背任を繰り返したとして逮捕されるという事件があったが、いかに老舗とはいえ、これも一百貨店のスキャンダルにすぎない。

と、ここへ来て、守屋夫人の登場である。

どうやら守屋が不正に口聞きをした防衛調達の額はGEのジェットエンジンを始めとして数百億に上るようだ。

沖縄の米軍基地移転の肩代わり関連まで含めれば、1兆円以上の税金が守屋夫人の影響で左右されたことになる。

こうなれば立派に「傾国の美女」の仲間入りの資格ができたことになる。たいしたものだ。

しかし、こう考えてくると、伝説のヘレンはともかく、楊貴妃やクレオパトラの現物も、どの程度の美女だったのか、いささか索漠とした疑念がきざすのは残念だ。

自衛隊女事務員
天性麗質自不棄
一朝撰侍防衛皇
回眸一笑強請金
満都業者無顔色
驚破未来接待宴
東京地検揺地動
次官専務巣鴨行

一笑一笑

ジョゼフ・ウォンボーはベテラン作家である。元ロス市警の部長刑事時代に書いた「センチュリアン」がヒットし、映画されてフルタイムの作家になった。ワッツ暴動を背景に若い警官たちの悩みと成長を描いた一種の青春教養小説でノンフィクションに近いストレートな語り口が新鮮だった。次作の引退間際の老パトロール巡査の日々をテーマにした「ブルー・ナイト」も面白かった。

ウォンボーは70年代から80年代にかけて「クワイヤ・ボーイズ」など警察小説のヒット作を描き続けるのだが、社会的な視点の導入やストーリーテリングの洗練などに力を入れすぎてストレートなパワーにいささか欠けていくようになったきらいがあった。

しかし数多くの作品がハリウッドで映画化され、めでたく相当の財産を作ったせいか、この十数年、新作にお目にかかれなかった。

それが自身も勝手知ったハリウッドを舞台に「ハリウッド警察25時」でひさびさの復活を遂げた。作家は処女作に帰るというが、これは「センチュリオン」や「ブルーナイト」と同様、実話に基づくエピソードを細かく積み上げたストレート路線だ。

その上、ストーリーテリングにもさすがベテラン、手練の手際をみせる。一見雑多に集めたように見えるエピソードが、次第にひとつの流れとなり、最後は一気にクライマックスに集約される。

ポケミスで380ページというかなりの大作だが一気に読めて余韻も快い。文句なくオススメ。

国立情報学研究所の大向一輝氏がWired Visionのポスト・検索エンジン時代(2)  検索エンジンの限界?という記事の中でこう書いている。

例えば、少し前に「ブログの女王」という言葉がありました。では、最近の「ブログの女王」の候補になる人って誰だろうと考えたとき、ぼくらはどういう検索をかければいいのでしょうか。おそらく、これを「Google」で一発で検索できる人はなかなかいないでしょう。

そこで「ブログ 女王」でぐぐってみると以下のとおり。これができる人はなかなかいない?


Googleが今日の大をなした基礎が共同創立者ラリー・ペイジの発明したペイジランクと呼ばれるウェブページと検索キーワードの関連性を評価するシステムにあることはよく知られている。

しかし、それではペイジランクのどこがそれほど優れていたのかはあまり広く理解されていない。

巨大なデータに対する全文検索システムも検索語に対する検索対象の関連性を評価するシステムもGoogle以前から存在した。クローズ・システムでは現在も種々の検索システムが利用されており、必ずしもGoogleのアプローチが絶対ではない。

しかしGoogle以前のシステムはウェブというオープンな世界を検索するシステムとしては致命的な欠陥が存在した。スパムに弱いことである。ページ中に「car car car car...」と繰り返せば検索システムはそのページが自動車に関連があるにちがいないと評価してしまう。

ウェブページに適当な単語を埋め込むのに比べて、外部からリンクを張る行為は比較にならないほどコストがかかる。そのため「ページに向けて張られたリンクの数を数える」というペイジランク・システムは飛躍的にスパム耐性を高めることができたのである。

このブログでもGoogleがリンク売買に厳しい態度をとっていることに触れ、「リンク(記事)の売買でページランクが歪められることになれば、ビジネスの根幹を揺るがす大問題だ。厳しい対応を取るのは当然」と評した。

予想通り、Googleは最近、参加ブログのペイジランクをゼロにするという制裁を加えてPayPerPostネットワーク全体を壊滅に追い込んでいる

セマンティック・ウェブの「セマンティックな」メタデータは基本的にドキュメントの制作者が自由にコントロールできる。つまり検索エンジン・スパムに関してはGoogle以前の振り出しに戻ってしまうわけだ。

信頼関係で成り立っているクローズ・ネットワーク内のドキュメントの構造化手法としては興味ある試みだが、オープンなウェブ世界には故意に不正を働いて巨額の収入を得ようとする輩が充満している。セマンティック・ウェブが汎用のウェブ検索のベースとなるには、超えなければならないハードルが高い。

年の瀬となるとなにかと買い物をしがちになる。近所のDIYの店にガムテープを買いに行ったのだが、年末セールに載せられてガスレンジと体重計を買ってしまった。

体重計のほうはタニタの旧モデルが現品かぎりでかなりお買い得になっていた。ガスレンジはさほどのバーゲンではなかったが、それまで使っていたP社のガスレンジのあまりの使いにくさに腹が立っていたところだったので買ってしまった。

P社のガスレンジの問題は組み込みシステムにあった。2口の火口のうち、温度センサーがついている方がマイコンでコントロールされており、見張り温度とタイマーをセットできるようになっている。ところが購入後半年もたたないうちにスイッチが壊れたかマイコンが壊れたか、容易なことでは点火しなくなってしまった。

「機能」設定ボタンをいくら押しても応答がなく、バッテリーケースの蓋を一度開いてマイコンの電源を落としてリセット、さらにタイマーを設定しないと点火しない。レンジ自体は塗装もぴかぴかでまだ十分使えるのだから腹立たしいことおびたただしい。

家族と「2度とPの製品は買わない」などと言い交わしながら、ふと眺めてみると棚にはR社の製品ばかりが並んでいる。マイコンがついていないオール機械式であることをよく確認して購入した。

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ガスレンジのような高温で水や油がかかる場所にマイコンを取り付けるのはよほどテストを重ねて十分な耐久性を確認してから発売しないと消費者を怒らせるだけに終わる。

タニタの体重計は例によって体脂肪率、内臓脂肪、筋肉量etcが計れるというスマート体重計だ。重量は別として、その他の数値は絶対値としてどの程度の精度があるのかよくわからないが、時系列の変化を見るのには役立つだろう。こういうガジェットの場合はマイコンがなければそもそも成立しない。

ところがタニタの体重計にはUSBメモリを挿せるモデルがある。しかし、これも風呂場の脱衣場に床置きするのが前提のデバイスに抜き差しするUSBというのはよろしくない。ゴミや水滴でコネクタが接触不良にでもなれば全体がアウトだ。パソコン対応というなら無線LANカード内臓(あるいは対応)にすべきだろう。数千円高くてもよほど実用的だ。

考えてみるとオーブン・レンジの組み込みマイコンの耐久力はたいしたものだ。


Boing Boingの共同編集長、ブロガー、SF作家のマルチタレント、Cory Doctorowが2001年にMetacrapという記事を書いている。メタデータの利用に関して言うべきことを言い尽くしたエッセーで、今でもほぼ100%通用する。

Doctorowはメタデータの利用の提唱が往々にして現実を無視した「メタデータ・ユートピア主義」に陥っていると批判する。

Doctorowの挙げる「メタデータのユートピアが成り立たない7つの理由」は、

  1. 人はウソをつく
  2. 人はナマケモノである
  3. 人は愚かである
  4. 己れを正しく知るのは不可能
  5. 分類スキーマは中立ではない
  6. 計測が結果に影響する
  7. 描写の方法は一つではない

ここでは大きく分けて3つの側面が挙げられている。第1に、運営者、利用者ともに「正しいメタデータを生成して適切に文書に埋め込む」コストを容易に負担するようになるはずがない。第2に、メタデータの統一的な分類スキーマを作るのが理論的にも現実的にも困難。そして、最初にして最後の最大の難問が、「メタデータに故意に虚偽の内容を入力されても判別したり防止したりする方法がない」ことだ。

これに対してDoctorowは「同じメタデータでも、現在Googleがやり始めているような外部リンクを数えるなど、客観的指標の利用は有効だ」としている。Googleが本格的に始動しはじめたばかりの2001年に書かれたことを考えると慧眼だ。

セマンティック・ウェブ論者は「今の検索は行き詰っている」という話から始める傾向がある。これは昔のマルクス主義者が「今の資本主義は行き詰っている」というお題目から話を始めたのを思い起こさせないでもない。


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