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5月2日、デジタルメディア研究所(デメ研)訪問。橘川所長とは30年来の付き合い。ここしばらくご無沙汰していたが、若いときからの友達というのは会えば一瞬で昔に戻るのがいいところ。

橘川所長から「論語カルタ」の話を聞いた。佐賀県の多久市では論語から100句選んだ百人一首式カルタを小学生にやらせているという。もともと多久は「多久の雀は論語をさえずる」といわれるほど江戸時代から論語が盛んなところだった。その伝統が消えるのを惜しんで百人一首式に「上の句を読み上げ、それに続く下の句の札を取る」というゲームにしたところ小学生がよろこんでやるようになったという。ただしあくまでゲームはゲームとして楽しませて、句の意味の解釈など「勉強」は強制していないらしい。

わが国の論語学習というのはもともと「し、のたまわく~」とひたすら唱える素読が基本だったのだから、論語カルタはある意味back to the basicsともいえる。

論語の語釈は無数に出ているが、管理人の愛用しているのは中央公論社の貝塚茂樹論語。窓際に置いてあったのが雨に遭ってぼろぼろになった「世界の名著」版をガムテープで装丁wして使っているが、文庫版も出ている。孔子その人についてはなんといっても白川静の孔子伝が圧倒的な迫力だ。このブログでも以前紹介しているが、孔子の生きた時代背景を知るには春秋左氏伝が一等史料、かつ実に面白い。

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小飼弾氏が404 Blog Not Foundで<これはすごい>と評しているが、まったくそうとしか言いようがない。簡単にいえば英国屈指のサイエンスライター、ナイジェル・コールダーNigel Calderによるポピュラーサイエンスエッセーの大集成なのだが、なんとB5版832ページ、価格は税抜2万4千円というからサイエンス戦艦ヤマトというにふさわしい。

目次は404に掲載されているのでそちらでごらん頂きたい。どれも読みたい記事だが、特に気になったものをいくつか上げると― 気候変動:凍るのか焼かれるのか 166 climate change/ 進化する分子:日本の異端児がいかにして汚名をすすいだか 317 molecules evolving/ 人類の起源:なぜ掘り起こされるのはみんな大叔母さんなのか 322 human origins/ 脳の配線:なぜ神経は、どこで接合すればいいかを知っているのか? 547 brain wiring/ 弱い電気的力:ヨーロッパはいかにして素粒子物理学のかつての栄光を取り戻したか 732 electroweak force

しかし、2万4千円はちと痛い…

動画の再生ボタンを押すとどこやらの会場で司会者がもっともらしく「ああ、こちらのダグ・ゾーンカーが最近、ある論文を書いたんだが、私には、ええ、要約が難しい。ダグ本人にプレゼンをしてもらうことにした。ダグ?」とプレゼンターを紹介する。ところがそのプレゼンというのが抱腹絶倒。英語だが、この手のプレゼンの被害wにあったことがあれば日本人でも見ればすぐに意味がわかる。

本書の特徴を言うと、「濃い」」と好意的に評価をいただきまことにありがたい。が、プロフィールから「都庁に勤めるタイプの方とweb系に関わる方とは、まったく正反対のタイプではないだろうか」という疑問もいただいたようだ(笑

さしたる考えもなく、なんとなく入ってしまった都庁で、たまたまNEC N5200というパソコン、というより今のパソコンが鳥類なら始祖鳥のようなマシンに出会い、「これは使える」と感心してその職場の残業地獄解消の旗振りを始めたのが、実はgeek的世界にかかわった始めだった。それからデータベースを経てWeb2.0へいつの間にかたどり着いたわけだが―たしかに妙な経歴ではある。

digitalworkstyle_cover.jpg

徳力基彦氏デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術 がAmazonで急発進中だ。さっき見たときは総合で14位だった。ネタフルのコグレ氏の情報だと最大風速9位という。すごい。「NHKのクローズアップ現代」登場とあわせておめでとうございます。

内容については小飼氏が詳しく紹介している。「ソーシャル・ウェブ入門」とも比較していただいたのは光栄のいたり。

Washington Postによると世界でいちばん金持ちな独身男コンビの片割れGoogleの共同創立者、サーゲイ・ブリンがバハマで結婚式を挙げたという。(記事を下へスクロールのこと)

お相手のAnne WojcickiはGoogle創立時にガレージを貸したあのSusan Wojcickiのきょうだいで、イェール大出身のバイオテクノロジーのベンチャー起業家。Valleywagがタレコミ募集中

2006年4月で更新を停止していたHotwired JapanがWired Visionとして復活することになった。おめでとうございます。WIRED NEWSの翻訳記事と日本オリジナル編集記事で構成されるという。正式スタートは5月24日

2ちゃんねるTシャツ2007 デザイン募集 受賞作品発表!

だそうで、一般投票の1位から3位、ひろゆき賞などに輝いた作品が市販されることになるという。比較的カワイラシ系作品が多い中に2chらしい毒のあるデザインはトレビアンNEWS選出の「ググれカス!!」。Tシャツ2980円などさすがにお値段高めだが、それっぽい場所で目立つことはうけあい。


デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術については、5/8の記事でも紹介したが、徳力氏のブログにAmazonのトップテンに入りましたという記事がポストされた。「総合ベストセラーリスト」のスクリーンショット入り。「無理なく続けられる年収10倍…」と「らき☆すた(1)」の間で堂々の9位だ。

あらためて読み返してみると、ポイントをぎりぎりに絞った上で「なにをしなければならないのか」「なぜそうしなければならないのか」「どうしなければならないのか」を丁寧に、かつ迫力をもって説いているのが成功の要因かと思われる。

コミック、ダイエット、金儲け、タレント本でなければベストセラーにならないという出版界の常識を打ち破っての快挙。今見たところでも199位と健闘中。クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティングもAmazonで3桁の半ばを維持している。

コグレ、いしたにの両氏はもちろんわが国を代表するブロガーだし、徳力氏は(小飼氏によれば)「アルファブロガー選帝侯」だが、失礼ながら、そのブログ界での知名度だけではAmazonというオープンな世界でトップに出ることは難しかったのではないか。やはり時代がこういう本を必要としているということの現れに違いない。

徳力氏の上記エントリーに小著ソーシャル・ウェブ入門―Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方のリンクを載せていただきまして、ありがとうございます。m(. .)m

アップデートのアップデート

徳力氏の5/17付けブログによると、Amazonで「デジタル・ワークスタイル」が売り切れてしまったようです。だそうだ。いやはや、これはすごい。しかし二見書房も早々に増刷の手配を始めなかったのはうかつ。予想外の爆発的売れ行きで間に合わなかったのだろうが。Amazon再入荷までいましばらくかかるもよう

そういえば知人から「ソーシャルウェブ、しばらく前に注文したのにまだ来ないぞ」と言われている。こちらはまさか売り切れではあるまいが、Amazonのシステムもよくわからないところが多い。

5月8日、NHKで放映された「クローズアップ現代・アルファブロガー特集」を見逃していたら、「インターネット学部」というブログでYouTube動画がまとめてエンベッドされてます。(いつまでアップされているか分からないのでお早めに)

Googleが発表したUniversal Searchを始めとする新機能についてはもうすこし各方面の反応を待って紹介したい。それよりSergeyの結婚式の詳しい情報が入ったw 例によってこういうことには地獄耳、Long Tail Worldの祝結婚!グーグル共同創設者の式場は「バハマの砂州」にはマレー・ゲル=マンと新婚カップルの写真が載っている。貴重だ。ゲル=マンといえばクォーク理論を作った理論物理学では最大の巨人、リチャード・ファインマンの終生の「ライバル」でもあった。意外なところで健在な写真を見られた。サーゲイがいちばん来て欲しかった客だろうと思う。

なお新婦の苗字Wojcickiだが、ポーランド系なら「ウォイチスキ」のような発音になりそうだが、どうなんだろう? podcastかニュースか音声ソースが欲しい。

ReadWriteWebでAlex IskoldがGoogle Universal Search - is Vertical Search Space Finished?(Google Universal Searchで専門検索エンジンは終わったのか?)というエントリーを書いている。結論ははっきり「終わった」というもの。「各種のフィールドに特化した検索エンジンスタートアップがいかにUIやギミックに知恵を絞ってもGoogleの圧倒的なユーザーベース相手には勝負にならない」としている。そのとおりだろう、というしかない。

I, CringelyではRisk Is for Losers: Google is taking no chances with Universal Search.(リスクは相手側だけに―Universal SearchでGoogleは絶対損をしない)という記事がアップされた。長文でいろいろ脱線し、最後には人員削減報道を巡るIBMとの喧嘩を蒸し返したり、検索結果の量が増えてユーザーが2ページ目まで見るようになれば広告露出量が増えるから収入増になる、などのいささかうがち過ぎな推理もあるが、全体としてReadWriteWebとほぼ同様の結論。コンセンサスが出たようだ。

Google側からの1次情報:公式ブログでMarissa Mayerが自信のほどを披瀝。Universal search: The best answer is still the best answer、同じく、Behind the scenes with universal search開発裏話。いずれもおもしろい。時間があれば紹介したい。

先月サンフランシスコで開かれたWeb2.0 Expoについては、海部美智氏がインプレス「Web担当者Forum」に書いたレポートが質・量ともの決定版のようだ。バランスの取れた見方で、写真も多く現場の雰囲気がよくわかる。

「グーグルは酸素でありエコシステム」――ウェブ2.0エキスポに見たWeb 2.0産業論

Microsoftはシアトル(レッドモンド)に本拠を置いたことでずいぶん損をしているような気がする。GoogleはMicrosoft以上にある意味scaryなモンスターなのに、バレーでは依然あまり意味のないMicrosoft嫌いが広がっていて、Googleへの警戒感は薄いようだ。

Robert ScobleがGoogleへの反感・不信が強まるという記事を書いている。ScobleはブロガーのGoogleへの批判の声を紹介しながら、最近のGoogleはあまりにも秘密主義で尊大、一般にユーザーのプライバシーへの懸念に無神経すぎると評している。批判記事でいちばん説得力があったのはZDNetに掲載されたMary Jo FoleyのそれがもしMicrosoftの行動だったら許せるか?<という記事。最近Googleは社員にライバルのTシャツを着ないよう指示したというが、もしMicrosoftがそういう命令を出していたらどう思われただろうか、と質問している。

ValleywagはScobleの記事を引用したうえで、Googleという単語がdomination, dominateという単語の近所に現れる例を調査してグラフ化している。(下図)

valleywag_fearofgoogle.jpg

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